けんたろう日記
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市民厚生常任委員会視察(3日目)
2016年07月21日
新潟市議会市民厚生常任委員会視察3日目。
名古屋市の子育て支援施策について調査させていただきました。
名古屋市には「子ども青年局」という組織があります。
実は「子ども」、「こども」と名のつく部局がないのは政令指定都市で新潟市だけ。新潟市では「福祉部」が子ども関係施策を所管していますが、以前から「福祉部が担当する仕事が多すぎるのではないか」という懸念を抱いていた私にとっては、とても有意義なお話をお聞かせいただきました。
名古屋市では、子どもに関わる予算の割合が「子ども青年局」を設置した平成18年度の8.8%から平成28年度13.9%と、倍近くに増えています。
また、「団地ができると保育ニーズが一気に高まり、数年経つとほとんど無くなる」という、新潟市でもありがちな状態に対応するよう、倉庫などの空き物件をリフォームして保育所とする賃貸方式による民間保育所設置の取り組みなどを積極的に行っており、平成24年度には全国ワースト1だった待機児童数が近年はゼロになっています。(政府基準)
少子化が社会のもっとも重大な不安要因である現在、他の政令指定都市のように、市の予算における子どもに係る予算の割合が明確となり、部局長をトップとした責任ある施策実行が必要なのではないかと、強く思います。