けんたろう日記
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GISコミュニティフォーラムに参加しました。
2015年06月01日
5月28日(木)
東京・六本木で開催されたGISコミュニティフォーラムに参加しました。
目的は、GISに関する知見を深めることはもちろんですが、基調講演をされる前三重県知事の北川正恭先生にお会いできるチャンスがあり、楽しみに上京しました。
北川先生からは、講演前の貴重なお時間をたくさん割いていただき、これからの地方議員は、市の執行部に対しても、市民に対しても、しっかりとした根拠に基づく分かりやすい説明が必要だとの箴言をいただきました。
人口減少で限られた財源の中、上下水道をはじめとしたインフラを維持し、同時に多様な市民ニーズに対応するためには、相当の説得力を要するということです。
そこで活躍するのがGIS(Geographic Information System:地理情報システム)です。
例えば、〇〇区の高齢化率は何%といった表現を、表やグラフで表すことがよくあります。
確かに、区ごとの高齢化率を対比するには表やグラフが便利なのですが、実際には、区の中でも高齢化率には大きな差があり、これを一目分かるように表やグラフで表すことは極めて困難です。
そういった際に、地図上に町丁目単位の高齢化率を色分けして表現することにより、高齢者支援のニーズが高いところ、逆に、子育て支援のニーズが高いところが一目分かるわけです。
新潟市役所には、全国的にも珍しいGISセンターがあり、全国トップレベルの技術を持った職員が日夜研究に励んでいます。
市民の皆さんへの説明に、表やグラフが用いられるように、地理情報が当たり前のように必要とされる社会がこれからのまちをつくります。