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けんたろう日記
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小中学校を視察させていただきました

2020年04月14日

⼩中学校を視察させていただきました。


新型コロナウイルス感染症の影響を確認するため、
新潟市内の⼩中学校を視察させていただきました。
視察した学校は⼩中学校ともに⼤規模校です。


まず、保護者の皆さんにお伝えしたいこと。
このことが必ずしも皆さんの安⼼につながるとは
限りませんが、小学校、中学校ともに先生方の
ご努力は予想以上のものでした。
限られた時間、限られた予算の中で、
私のような学校教育のド素⼈が考え付かない
ような⼯夫やご努⼒をされています。
このことについては市⺠の皆さんとともに、
敬意を表したいと思います。


その上で、私なりに感じたこと、
考えたことをお伝えしたいと思います。


まず、最初に実感したことは、ひとことで
「学校」といっても、⼩学校1年⽣と
中学校3年⽣では状況が全く異なると
いうことです。


批判を恐れずに申し上げますが、
⼩学校低学年、中学年くらいは、
学校が安全基地のような気がします。
先⽣の⾔うことを従順に聞いて、
⼿洗いは⼤⼈顔負けくらいにしっかりと
⾏っていました。
何⼗⼈もの⼿洗いを⾒せていただいたので、
議員が出向いたからちゃんとしていたと
いうことは決してありません。


校内清掃、図書室の使い⽅、下校後の消毒、
換気、マスクの着⽤など、もちろん先⽣も
⼈間ですから、100%はありえませんが、
ほぼ完璧にガイドラインを遵守され、
それ以上の⼯夫がなされていました。
授業中も、いわゆる「3密」は
回避できていたと捉えています。


⼀⽅で、中学⽣については体格も⽴派な
せいか、教室における「密集度」は⾼い
ように感じました。
班活動など通常のカリキュラムを
こなすには、「3密」の回避は⾼い
ハードルだと思います。


中学⽣の様⼦を⾒ていると、どうしても
ヨーロッパで起こってしまった、同じ
学齢期の⼦どもたちの死を頭に浮かべて
しまいます。


私の勘違いかもしれませんが、国や県、市は、
「感染拡⼤防⽌」を第⼀に掲げて取り組みを
強化していると捉えています。
⼀⽅で、私を含め親の⽴場では、
我が⼦への感染以外関⼼はありません。


少し広げて⾔えば、
「我が⼦が(誰かから)感染する」、
「我が⼦が(誰かに) 感染させる」。
この⼆つにしか関⼼がありません。


「感染拡⼤防⽌」を第⼀に考えれば、
⼩中学校はクラスターになりにくい
のかもしれません。


でも、我が⼦が感染することを考えれば、
クラスターや感染経路など関係ありません。
我が⼦が感染するかどうかの
オール・オア・ナッシングです。
専⾨家の⽅からは、社会の宝 である
⼦どもたちの命を絶対にひとつも蔑ろに
しないための指摘を期待します。


この度の視察で、喫緊の課題も
知ることができました。
私のもとに保護者の⽅か らもご指摘が
ありましたが、各教室への消毒液の設置です。
学校は感染症を前提に⼿洗い場が設置されて
いるわけではありません。
ちょっとした合間に各教室で⼿指の消毒が
できれ ばと感じました。


また、保健室の先⽣、養護教諭の負担
を減らす必要があります。
ただでさえ⼀⼈で児童⽣徒 の健康を
⾒守らなければならない養護教諭。
加えて検温の確認や児童⽣徒の体調の
⾒守りで限界に近いとのことです。
できれば有資格者のサポーターを
配置できればと考えました。
この⼆点は、予算(お⾦)で解決できる
ことですので、市議会の所属会派として
今後要望してまいります。


学校は、学びの場であるとともに、
⼦どもと社会との⼤切な接点です。
学校での⼦どもたち の笑顔や元気な
あいさつは、私が将棋クラブの
ボランティア(学校は違いますが)で
訪れた 3⽉の休校前よりも輝いている
ように感じました。
「当たり前」への感謝を実感する、
貴重 な機会でもあったのではないでしょうか。


そういって感傷に浸っている間に、
仙台市での幼児、児童への感染の報道を
⽬にしました。
⼦どもたちは⼤事には⾄っていない
とのことですが、⼀旦は⼊院です。
感染させた(と思わ れる)⼈、
感染した⼦ども、濃厚接触者として
検査結果を待つ⼦ども、
その保護者の皆さんの気持ちを思うと、
いたたまれない⼼境です。


以上、たった1⽇の視察で申し上げるのは
おこがましいとは思いますが、私の結論は
⼀定の準備期間をもって⼩中学校休校です。


空振りだった時はどうか批判してください。
私は、この恐ろしい病への特効薬、
ワクチンが 開発されるまでは、
臆病者でいるべきだと考えます。


⽇を跨ぎそうなので、また加筆します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
令和2年4⽉14⽇
新潟市議会議員 伊藤健太郎



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