けんたろう日記
Blog
横浜市立日野中央高等特別支援学校を視察させていただきました。
2017年01月20日
横浜市立日野中央高等特別支援学校を視察させていただきました。
横浜市立の3つの特別支援学校には、それぞれ部活動が活発に行われています。
日野中央高等特別支援学校では、生徒の卒業後のキャリア教育に力を入れており、その成果は、就職3年後の定着率が約8割(全高卒者の定着率が5割を切っている)と顕著です。
部活動は、サッカー、バレーボール、バスケットボール、音楽、美術、日本文化、パソコンの6クラブ。他にも陸上や卓球でも全国トップレベルの選手を輩出しています。
特に驚いたのは、パソコン部。日本情報処理検定の1級に8種合格した生徒が2人。8種合格する人の割合は、約27万人中20人〜30人という難関です。(もちろん、障がいの有無に関わらず受験しています。)
活動においても、自主性が重んじられていて、分からない生徒がいると、先輩が教えるというスタンスがすべての部活動で根付いているそうです。
以前は製造業に就労先を見いだせていたものの、最近はサービス業中心。生徒のコミュニケーション能力の向上に取り組んでいるのを視察中も肌で感じることができました。
障がいのあるないに関わらず、人には得意不得意があるもの。早くから自分の就労にターゲットを絞った教育は、特別支援学校に限らず必要です。
現在、新潟市にある高等特別支援学校は県立。ただ、江南高等特別支援学校の生徒のほぼ全員が新潟市民です。
県と市の垣根を超えて、特別支援学校に通う生徒の未来を考えていかなければなりません。
この度の視察にご尽力くださった日野中央高等特別支援学校の皆さん、横浜市教育委員会の皆さん、そしてご紹介くださった草間剛横浜市議に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!